vol.11  20240719
ジャパンタイムズ出版のメールマガジン「THE NIHONGO TIMES」のご購読ありがとうございます。
「THE NIHONGO TIMES」は、日本語教材の新刊やイベントのご案内などをお送りするメールマガジンです。
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【1】新刊案内  『20の場面で学ぶ 敬語コミュニケーション』
【2】近刊案内  『初中級日本語 パノラマPlus』
【3】アメリカ紀伊國屋便り
【4】「にほんご教材学生サポートプログラム」説明会
   @日本語教育国際研究大会(ICJLE)2024
【5】『中級日本語カルテット』Can-do公開のお知らせ

【1】新刊案内
『20の場面で学ぶ 敬語コミュニケーション
-気持ちが伝わる中級からの日本語待遇表現』

アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター 著
上下関係を含めた「敬語コミュニケーション」をより広く捉え、フォーマルからカジュアルまで、対人関係を円滑にするさまざまな待遇表現が習得できる会話教材です。相手との関係やその場にふさわしいふるまいを理解し、相手への負担も考慮した適切な表現を用いながら、会話の目的を達成する基本を学びます。


B5 208ページ
2,640円(税込)
英語・中国語・ベトナム語訳付き
音声無料ダウンロード

「遅刻したことを謝罪する」「コピー機を使う許可をもらう」「知り合いからの誘いを受ける」など、合計20の場面で使う待遇表現を、A~Dの4ステップと応用練習を通して身につけます。
A やってみよう
まず、その場面で自分ならどのように表現するかを考えてみます。次に、モデル会話を聞いて下線部を埋め、最後に、自分で初めに考えた表現と比較して、どのような点が異なっているかを確認します。

B 基本部分を確認しよう
モデル会話を使って詳しく学習していくセクションです。
その場面で目標となっている言語行動に必要な表現と、そのスタイル別(フォーマル・ニュートラル・カジュアル)の表現を「基本部分の流れと表現」で理解します。基本の流れをまとめた「基本部分の重要ポイント」では、モデル会話のパターンを確認し、個々の重要表現について深く学んでいきます。特に重要な表現については、「基本の表現とていねい度」の表が付いています。

C 練習しよう
学習したモデル会話・基本パターンを確実に身につけるための練習です。

D 聞いてみよう
モデル会話のさまざまなバリエーションを聞くことができます。相手との関係や場面によって表現や構成がどのように異なるのかなどに注意し、理解力を高めていきましょう。

◆ まとめの練習
ユニットで学んだことの穴埋めやロールプレイを行い、幅広い応用力を得るための練習です。

◆ メールを書いてみよう
コミュニケーションは、対面での会話以外に、メールで行われることもあります。会話の時との構成や表現の違い、メール特有の表現などを学び、書く練習をします。

【2】近刊案内
『初中級日本語 パノラマPlus』
花井善朗・江森祥子 著


B5 184ページ
2,860円(税込)
8月7日発売予定
本書は初級修了者を対象にした、初中級レベルの日本語テキストです。CEFRのB1、ACTFLのIntermediate-midレベル到達を目標に、初級で学習した日本語を使ってさまざまなタスクを行い、言語運用力を伸ばします。本格的な中級の学習を始める前段階として、『 初級日本語パノラマ (Elementary Japanese: PANORAMA)』で初級を学習した方はもちろん、初級を終えたあらゆる方に使っていただける教材です。

◆ 10のトピック
本書では、初級修了レベルの学習者が取り組みやすい10の身近なトピックを取り上げ、読む、話す、調べる、書く、発表するなどのさまざまな活動を行います。
トピック:数の表現/天気や季節/旅行の思い出/道案内/体や病気に関する表現/身近な人を紹介する/食べ物・料理/歌や音楽/休日・祝日・行事の話/有名な人やもの

◆ 豊富で多様な練習
各トピックでは、単語・表現練習から読解練習やペアによる会話練習、さらに自分の経験や考えをまとめて発表する活動へと、段階的な練習を繰り返し行い、多面的に日本語の運用力を高めていきます。

◆ テクノロジーの活用
運用練習と並行して、単語・漢字・表現の学習に、間隔反復 (spaced repetition) を使ったデジタルフラッシュカードのアプリを活用します(専用サイトの「 LEARNING APP」ページを参照)。学習者は自分のペースで効率的よく学習を続けることができます。また専用サイト「 PANORAMA Kanji Module」で新出漢字の自主学習を進めることができます。

日本語教育国際研究大会(ICJLE)2024で『初中級日本語 パノラマ Plus』をご紹介!
8月にアメリカで開催される 日本語教育国際研究大会(ICJLE)2024の出展企業セッションにて、『初中級日本語 パノラマ Plus』の構成やねらい、学習のポイント、授業の進め方などをご紹介します。教材のサンプルもご用意いたしますので、ぜひご参加ください。

日本語初級・初中級『PANORAMA』シリーズの紹介:
新しい2分冊構成で中級につながる力を確実に養成する @ICJLE2024
日時:8月2日(金) 15:30~16:00 
場所:Multicultural Greek Council Room East (4F)
/University of Wisconsin-Madison
講師:花井善朗(ウィスコンシン大学オシュコシュ校 准教授)
※事前申込不要・参加費無料


【3】アメリカ紀伊國屋便り
日本語書籍の販売状況や電子サービスの最新情報を、アメリカ紀伊國屋書店の加納弘達様にお伺いしました。8月に開催される日本語教育国際研究大会(ICJLE)2024での特典情報も!要チェックです。
◆ アメリカ各地で店舗を展開
  アメリカ紀伊國屋書店は、1969年のサンフランシスコ店開店に始まり、今年で55周年を迎えます。現在は、ニューヨーク、シカゴ、テキサス、シアトル、ポートランド、サンフランシスコ、ロサンゼルスなどの主要都市で店舗展開しており、アメリカにおける日本文化の発信拠点として、各地域の皆様に日本語や日本関連の書籍、文具、雑貨類をご提供しております。昨年6月にはアトランタに新規出店し、全米21店舗体制となりました(文具専門店のMai Do含む)。

2023年6月にオープンした紀伊國屋書店アトランタ店

ニューヨーク本店の地下一階にある日本語教材コーナー
 昨今は、アメリカにおける日本の漫画人気が急上昇しており、特にコミックや関連グッズ売り場は毎日多くのお客様で賑わっています。日本語教材も多数取り揃えておりますので、お近くにお越しの際は是非お立ち寄り下さい。
 また、紀伊國屋書店の営業部門では、北米の日本研究機関、日本語教育機関への研究資料・教材の販売、大学内書店への日本語教科書の卸販売などを行っております。
◆ 電子図書館サービス KinoDen、電子教科書サービス VitalSourceも充実
 これまで日本語書籍は紙媒体が中心でしたが、パンデミック以降は電子化が進み、電子版も利用可能なタイトルが増えてきました。

 紀伊國屋書店の 学術電子図書館サービスKinoDenは、日本国内のみならず、北米の大学・学校でも幅広くご利用頂いております。時と場所を選ばず、いつでもどこでも読みたいときに読めるのが電子書籍の利点です。KinoDenは読みやすいビューアや、未購入タイトルも含めた全文検索など、便利な機能を備えており、ほぼ全点を試し読みできます。

 ジャパンタイムズ出版のタイトルでは『初級日本語げんき』を始めとする定番日本語教科書シリーズ、『げんき』準拠の多読教材『初級日本語よみもの げんき多読ブックス』『日本語基本文法辞典』などの辞典類がKinoDenに収録されており、ご好評を頂いております。

 授業で使える電子教科書としては、世界で広く利用されている電子教科書サービスの VitalSource上で『初級日本語げんき』『KANJI LOOK AND LEARN』『4技能でひろがる 中級日本語カルテット』などを、今年の夏に発売致します。
◆ 日本語教育国際研究大会(ICJLE)2024でお待ちしています!
 8月にウィスコンシン大学で開催される 日本語教育国際研究大会(ICJLE)2024では、紀伊國屋書店ブースを設け、各種日本語教材・お土産グッズの特価販売に加えて、KinoDenやVitalSourceなどの電子書籍、電子教科書をご紹介させて頂きます。ブースにお越し頂いた先着300名様に、コットン100%で吸水性が良く暑い夏に最適な『はごろもガーゼおしぼりハンカチ』をプレゼント致します。学会にご参加の皆様には是非お越し頂ければと存じます。現地にて皆様にお目にかかれることを一同楽しみにしております。

【4】「にほんご教材学生サポートプログラム」説明会
 @日本語教育国際研究大会(ICJLE)2024
日時:8月2日(金)11:00~12:00
           8月3日(土)11:00~12:00
場所:Founders Room (2F) /University of Wisconsin-Madison
参加企業:JPT AMERICA,INC.・Kinokuniya Book Stores of America Co., Ltd.・アスク出版・スリーエーネットワーク・三修社・ジャパンタイムズ出版

日本語教育国際研究大会(ICJLE)2024で、「にほんご教材学生サポートプログラム」の説明会を行います。
「にほんご教材学生サポートプログラム」は経済的に困難な学生に対し、学校で採用いただいている教材を無償で提供するプログラムです。一人でも多くの学生が長く日本語学習を続けられるよう、有志の出版社・ディストリビュータが支援します。説明会では、本プログラムの内容や背景をご説明します。ぜひこの取り組みを知っていただき、サポートが必要な学生へと繋げていただければ幸いです。
説明会の会場でプログラムの申し込みを受付いたしますので、ぜひご参加ください。


【5】『中級日本語カルテット』Can-doリスト公開のお知らせ
 『中級日本語カルテット』のCan-doリストをカルテット・オンラインで公開しました。
 Vol.1、Vol.2それぞれのテキスト全体の到達目標と、課ごとの到達目標を一覧表でご覧いただけます。『カルテット』を使用した指導・評価にぜひお役立てください。PDFでもダウンロードいただけます。


大好評「げんき多読ブックス」で、読む力をアップ!
発売以来好評をいただいている、初級レベル日本語多読教材「げんき多読ブックス」。
ユーモアあふれる話、こわい話、日本の昔話、日本各地の紹介など、さまざまな読み物が揃っています。文法や語彙は、初級日本語の定番テキスト『げんき』の学習項目にも対応。やさしい日本語で書かれていて文法もシンプルなので、辞書なしで楽しく読むことができます。ぜひクラスに1セット、また図書館導入もご検討ください。


■編集後記
日本語教育国際研究大会(ICJLE)2024は、2018年のヴェネチア大会以来6年ぶりの開催とのこと。その間、新型コロナウイルスの大流行や生成AIの飛躍的な進歩があり、私たちは多くの変化を体験してきました。オンラインで繋がることもできる今ですが、やはり対面での大会は嬉しく思います。先生方にお会いできるのを楽しみにしています。
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THE NIHONGO TIMES 第11号 
2024年07月19日発行
<発行元> 株式会社ジャパンタイムズ出版
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