岩波書店 自然科学書案内/2021年月3月号
2021/03/03 (Wed) 11:00
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■■ 岩波書店 自然科学書案内/2021年3月号
■■ vol.#0123
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3.11と原発事故発生からの10年
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と津波、そして原発事故の発生から10年をむかえます。雑誌『科学』3月号の特集名は「原発事故下の10年」( https://www.iwanami.co.jp/book/b562344.html )。事故が継続していることを意識した題名です。
10年を節目として多数の報道があるものと思いますが、事故発生当時のことやその後の経過をめぐってとくに参照していただきたい本として、
(1)影浦峡『信頼の条件 原発事故をめぐることば』(岩波科学ライブラリー207、2013年)(現在、オンデマンド版 http://iwnm.jp/730786 と電子書籍 http://iwnm.jp/029607 )
(2)牧野淳一郎『原発事故と科学的方法』(岩波科学ライブラリー216、2013年)(現在、オンデマンド版 http://iwnm.jp/730787 と電子書籍 http://iwnm.jp/029616 )
(3)牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』(岩波科学ライブラリー236、2015年)(現在、電子書籍 http://iwnm.jp/029636 )
(4)study2007『見捨てられた初期被曝』(岩波科学ライブラリー239、2015年)(書籍と電子書籍 http://iwnm.jp/029636 )
があります。
(1)は、事故後に語られたことばから、それらがいかにおかしなものであったのかを解きほぐしています。建屋の爆発を「爆破弁」によるものと説明したり、大気圏核実験時代のほうが「空中放射能濃度は今より1万倍も高かった」というでたらめが語られたりしました。また、被曝影響を自動車事故のリスクと比較しようという言説はたびたび見られてきました。
(2)(3)は、自ら確かめて議論を進めていくという科学的実践の書です。事故についても被曝評価についても、大本の情報が確かめられずに広められるとか、評価自体が科学的とは言えない事態がありました。『科学』特設サイト「ゆがむ被曝評価」( https://www.iwanami.co.jp/kagaku/hibakuhyoka.html )にあるような問題も生じています。
(4)は匿名の物理学者による遺作で、事故初期の甲状腺被曝がわからなくなった状況をつぶさに記録しています。限られたデータから被曝量の分布を推定する試みもなされています。氏が『科学』に発表した論文と関連資料を『科学』特設サイト「『見捨てられた初期被曝』関連情報ページ」( https://www.iwanami.co.jp/kagaku/misuterareta.html )で公開しています。
(T2)
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▼本号の目次
月間売り上げランキング/新刊情報/電子書籍/岩波オンデマンドブックス/
※表示した価格はすべて本体価格です。定価はこの価格に消費税が加算されます。
▼自然科学書編集部だより( http://iwnm.jp/science )にて、更に詳しい情報をご覧いただけます。
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◇◆月間売り上げランキング◆◇(集計期間:2021/1/18~2021/2/14)
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▽一般書
1. 電柱鳥類学――スズメはどこに止まってる? 【岩波科学ライブラリー】
(三上 修)
http://iwnm.jp/029698
2. あなたはこうしてウソをつく 【岩波科学ライブラリー】
(阿部修士)
http://iwnm.jp/029700
3. 脳の大統一理論――自由エネルギー原理とはなにか【岩波科学ライブラリー】
(乾 敏郎、阪口 豊)
http://iwnm.jp/029699
4. あいまいな会話はなぜ成立するのか 【岩波科学ライブラリー】
(時本真吾)
http://iwnm.jp/029695
5. 新版 ウイルスと人間【岩波科学ライブラリー】
(山内一也)
http://iwnm.jp/029696
▽専門書
1. 金融・経済分析のためのテキストマイニング 【テキストアナリティクス】
(和泉 潔、坂地泰紀、松島裕康)
http://iwnm.jp/029901
2. 集合・位相入門 【松坂和夫 数学入門シリーズ】〈1〉
(松坂和夫)
http://iwnm.jp/005015
3. データ解析のための統計モデリング入門〈確率と情報の科学〉
(久保拓弥)
http://iwnm.jp/006973
4. 電磁気学I――電場と磁場 【物理入門コース 新装版】
(長岡洋介)
http://iwnm.jp/029863
5. 電磁気学II――変動する電磁場 【物理入門コース 新装版】
(長岡洋介)
http://iwnm.jp/029864
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◇◆新刊情報◆◇
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自然科学書編集部だより( http://iwnm.jp/science )にて、更に詳しい情報をご覧いただけます。
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■次なるパンデミックを回避せよ――環境破壊と新興感染症 【岩波科学ライブラリー】
井田徹治
2/25刊、1,300円
人間が引き起こしてきた環境問題が、近年加速している動物由来感染症のパンデミックの背景にある。その関連性を、著者自身のルポや最新の研究報告、識者の発言を交えて解き明かし、正しい未来を作り直す術を提言する。
http://iwnm.jp/029701
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■マインド・タイム――脳と意識の時間 【岩波現代文庫】
ベンジャミン・リベット/下條信輔、安納令奈 訳
2/16刊、1,540円
リベットが提示する実験結果に裏づけられた驚愕の知見は、哲学において名高い自由意志の論争をはじめ、神経科学にとどまらず幅広い分野に大きな影響を与えてきた。脳と心や意識の関係を考える上で必読の一冊。
http://iwnm.jp/600429
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■花粉症と人類 【岩波新書】
小塩海平
2/19刊、800円
ネアンデルタール人も花粉症だった? 「謎の風邪」に苦しむ一九世紀の医師たちの原因追究の涙ぐましい努力とは? 憂鬱な花粉症の季節も、その長い付き合いを知ればきっと見方が変わる! 花粉症を愛をもって描く初めての本。
http://iwnm.jp/431869
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■良心から科学を考える――パンデミック時代への視座
同志社大学良心学研究センター 編
2/17刊、1,600円
国家が科学の領域に積極的に介入してきた歴史を踏まえ、長期的な視点で科学や技術の進展を俯瞰することが必要では? パンデミック危機にさらされる今、この重要課題に宗教・自然科学・科学史などの研究者14名が答える。
http://iwnm.jp/025581
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◇◆2月の電子書籍◆◇ *2月25日以降、順次配信
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■ドローンで迫る 伊豆半島の衝突 【岩波科学ライブラリー】
小山真人
美しくダイナミックな地形・地質を約百点のドローン撮影写真で紹介。中心となるのは、伊豆半島と本州の衝突が進行し、富士山・伊豆東部火山群・箱根山・伊豆大島などの火山活動も活発な地域である。オールカラー。
http://iwnm.jp/029668
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■さとやま――生物多様性と生態系模様 【岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ】
鷲谷いづみ
ヒトによる適度な自然の利用・管理によって維持され、多様な生きものを育んできた「さとやま」。古代遺跡や万葉集をたどりながらその成立の過程を考え、消滅しつつある現状を分析し、未来へ向けた再生の試みを紹介します。
http://iwnm.jp/500686
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■ストライカーを科学する――サッカーは南米に学べ! 【岩波ジュニア新書】
松原良香
日本のサッカーの課題である決定力不足の克服には何が必要なのか――。南米サッカーに精通した著者が、南米代表選手や指導者への取材をまじえ、科学の視点から分析、世界に勝つための日本サッカー強化の道を提言する。
http://iwnm.jp/500904
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◇◆岩波オンデマンドブックス◆◇
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岩波書店ではオンデマンド(ご注文を受けて製作)による復刊に取り組んでいます。内容についてはオリジナル本と変わりませんが、装丁や外見が異なります。またご注文後に製作いたしますので、お届けまでに2~4週間ほど要することをご了承ください。
「岩波オンデマンドブックス」(自然科学系)の書目一覧はこちらをご覧ください。
http://ow.ly/A0c1308yn37
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◇◆自然科学書一括復刊◆◇
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2020年の「自然科学書一括復刊」を10月9日に発売いたしました。
小社に寄せられた多くの復刊リクエストの中から7点7冊を厳選いたしました。書目一覧はこちらをご覧ください。
https://www.iwanami.co.jp/news/n36221.html
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※次回の発行は2021年4月1日の予定です。
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登録情報の編集・解除は、こちらからお願いいたします。
http://iwnm.jp/MM
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□岩波書店 自然科学書案内
〒101-8002 東京都千代田区一ツ橋2-5-5
E-Mail: voice@iwanami.co.jp
Web: http://iwnm.jp/science
Twitter: https://twitter.com/IwanamiNatura
◆書籍のご注文はお近くの書店か小社営業部宛てにお願いいたします。
岩波書店営業部読者係(TEL:03-5210-4111、FAX:03-3263-6999)
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■■ vol.#0123
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3.11と原発事故発生からの10年
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震と津波、そして原発事故の発生から10年をむかえます。雑誌『科学』3月号の特集名は「原発事故下の10年」( https://www.iwanami.co.jp/book/b562344.html )。事故が継続していることを意識した題名です。
10年を節目として多数の報道があるものと思いますが、事故発生当時のことやその後の経過をめぐってとくに参照していただきたい本として、
(1)影浦峡『信頼の条件 原発事故をめぐることば』(岩波科学ライブラリー207、2013年)(現在、オンデマンド版 http://iwnm.jp/730786 と電子書籍 http://iwnm.jp/029607 )
(2)牧野淳一郎『原発事故と科学的方法』(岩波科学ライブラリー216、2013年)(現在、オンデマンド版 http://iwnm.jp/730787 と電子書籍 http://iwnm.jp/029616 )
(3)牧野淳一郎『被曝評価と科学的方法』(岩波科学ライブラリー236、2015年)(現在、電子書籍 http://iwnm.jp/029636 )
(4)study2007『見捨てられた初期被曝』(岩波科学ライブラリー239、2015年)(書籍と電子書籍 http://iwnm.jp/029636 )
があります。
(1)は、事故後に語られたことばから、それらがいかにおかしなものであったのかを解きほぐしています。建屋の爆発を「爆破弁」によるものと説明したり、大気圏核実験時代のほうが「空中放射能濃度は今より1万倍も高かった」というでたらめが語られたりしました。また、被曝影響を自動車事故のリスクと比較しようという言説はたびたび見られてきました。
(2)(3)は、自ら確かめて議論を進めていくという科学的実践の書です。事故についても被曝評価についても、大本の情報が確かめられずに広められるとか、評価自体が科学的とは言えない事態がありました。『科学』特設サイト「ゆがむ被曝評価」( https://www.iwanami.co.jp/kagaku/hibakuhyoka.html )にあるような問題も生じています。
(4)は匿名の物理学者による遺作で、事故初期の甲状腺被曝がわからなくなった状況をつぶさに記録しています。限られたデータから被曝量の分布を推定する試みもなされています。氏が『科学』に発表した論文と関連資料を『科学』特設サイト「『見捨てられた初期被曝』関連情報ページ」( https://www.iwanami.co.jp/kagaku/misuterareta.html )で公開しています。
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▽一般書
1. 電柱鳥類学――スズメはどこに止まってる? 【岩波科学ライブラリー】
(三上 修)
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2. あなたはこうしてウソをつく 【岩波科学ライブラリー】
(阿部修士)
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3. 脳の大統一理論――自由エネルギー原理とはなにか【岩波科学ライブラリー】
(乾 敏郎、阪口 豊)
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4. あいまいな会話はなぜ成立するのか 【岩波科学ライブラリー】
(時本真吾)
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5. 新版 ウイルスと人間【岩波科学ライブラリー】
(山内一也)
http://iwnm.jp/029696
▽専門書
1. 金融・経済分析のためのテキストマイニング 【テキストアナリティクス】
(和泉 潔、坂地泰紀、松島裕康)
http://iwnm.jp/029901
2. 集合・位相入門 【松坂和夫 数学入門シリーズ】〈1〉
(松坂和夫)
http://iwnm.jp/005015
3. データ解析のための統計モデリング入門〈確率と情報の科学〉
(久保拓弥)
http://iwnm.jp/006973
4. 電磁気学I――電場と磁場 【物理入門コース 新装版】
(長岡洋介)
http://iwnm.jp/029863
5. 電磁気学II――変動する電磁場 【物理入門コース 新装版】
(長岡洋介)
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自然科学書編集部だより( http://iwnm.jp/science )にて、更に詳しい情報をご覧いただけます。
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■次なるパンデミックを回避せよ――環境破壊と新興感染症 【岩波科学ライブラリー】
井田徹治
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人間が引き起こしてきた環境問題が、近年加速している動物由来感染症のパンデミックの背景にある。その関連性を、著者自身のルポや最新の研究報告、識者の発言を交えて解き明かし、正しい未来を作り直す術を提言する。
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■マインド・タイム――脳と意識の時間 【岩波現代文庫】
ベンジャミン・リベット/下條信輔、安納令奈 訳
2/16刊、1,540円
リベットが提示する実験結果に裏づけられた驚愕の知見は、哲学において名高い自由意志の論争をはじめ、神経科学にとどまらず幅広い分野に大きな影響を与えてきた。脳と心や意識の関係を考える上で必読の一冊。
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■花粉症と人類 【岩波新書】
小塩海平
2/19刊、800円
ネアンデルタール人も花粉症だった? 「謎の風邪」に苦しむ一九世紀の医師たちの原因追究の涙ぐましい努力とは? 憂鬱な花粉症の季節も、その長い付き合いを知ればきっと見方が変わる! 花粉症を愛をもって描く初めての本。
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■良心から科学を考える――パンデミック時代への視座
同志社大学良心学研究センター 編
2/17刊、1,600円
国家が科学の領域に積極的に介入してきた歴史を踏まえ、長期的な視点で科学や技術の進展を俯瞰することが必要では? パンデミック危機にさらされる今、この重要課題に宗教・自然科学・科学史などの研究者14名が答える。
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■ドローンで迫る 伊豆半島の衝突 【岩波科学ライブラリー】
小山真人
美しくダイナミックな地形・地質を約百点のドローン撮影写真で紹介。中心となるのは、伊豆半島と本州の衝突が進行し、富士山・伊豆東部火山群・箱根山・伊豆大島などの火山活動も活発な地域である。オールカラー。
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■さとやま――生物多様性と生態系模様 【岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ】
鷲谷いづみ
ヒトによる適度な自然の利用・管理によって維持され、多様な生きものを育んできた「さとやま」。古代遺跡や万葉集をたどりながらその成立の過程を考え、消滅しつつある現状を分析し、未来へ向けた再生の試みを紹介します。
http://iwnm.jp/500686
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■ストライカーを科学する――サッカーは南米に学べ! 【岩波ジュニア新書】
松原良香
日本のサッカーの課題である決定力不足の克服には何が必要なのか――。南米サッカーに精通した著者が、南米代表選手や指導者への取材をまじえ、科学の視点から分析、世界に勝つための日本サッカー強化の道を提言する。
http://iwnm.jp/500904
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◇◆岩波オンデマンドブックス◆◇
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岩波書店ではオンデマンド(ご注文を受けて製作)による復刊に取り組んでいます。内容についてはオリジナル本と変わりませんが、装丁や外見が異なります。またご注文後に製作いたしますので、お届けまでに2~4週間ほど要することをご了承ください。
「岩波オンデマンドブックス」(自然科学系)の書目一覧はこちらをご覧ください。
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2020年の「自然科学書一括復刊」を10月9日に発売いたしました。
小社に寄せられた多くの復刊リクエストの中から7点7冊を厳選いたしました。書目一覧はこちらをご覧ください。
https://www.iwanami.co.jp/news/n36221.html
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