『世界』メールマガジン/2018年5月号 【特集:“KAROSHI”を過去の言葉に】【緊急特集:森友問題─“安倍事案”の泥沼】
2018/04/09 (Mon) 13:00
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■■ 『世界』メールマガジン/2018年5月号
■■ vol.#0035
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■『世界』2018年5月号(第908号)好評発売中
2018年4月7日発行
定価(本体850円+税)
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▼本号の目次
特集/世界の潮/注目記事/連載/グラビア/編集後記/
『世界』から生まれた本/イベント情報
┏━━━┓
┃ 特集 ┃“KAROSHI”を過去の言葉に
┗━━━╋…────────────────────────────────
〈まっとうな議論を〉
裁量労働制を問い直せ
上西充子(法政大学)
〈論点整理〉
どうなる「働き方改革」
澤路毅彦(朝日新聞)
〈超長時間労働の果てに〉
未和─過労に奪われた31歳NHK記者の未来
尾崎孝史(写真家)
┏━━━━┓
┃緊急特集┃森友問題─“安倍事案”の泥沼
┗━━━━╋…────────────────────────────────
〈片山善博の「日本を診る」/連載102:特別篇〉
財務省の決裁文書改ざんから見えてくる民主主義の危機
片山善博(早稲田大学)
〈対談〉
森友学園問題の本質と深層
青木 理(ジャーナリスト)×寺脇 研(教育評論家)
〈党派的官僚制〉
公務員制度の公平・中立性の危機
金井利之(東京大学)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆注目記事
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〈好況と停滞の滞在〉
安倍経済政策を全面否定する──円安をひきおこしたものは何か
伊東光晴(京都大学名誉教授)
〈候補者だけに見える風景〉
候補者の誕生(上)──「候補者」を決める力学
井戸まさえ(元衆議院議員)
〈キング以後の公民権運動〉
○刑罰国家とブラック・ライヴズ・マター運動
藤永康政(日本女子大学)
○「マイノリティ優遇」論の時代─米国における反多文化主義の政治が示唆するもの
南川文里(立命館大学)
○トランプの時代の新しい女性運動──その限界と可能性
兼子 歩(明治大学)
〈アジアの難民問題〉
バングラデシュから見たロヒンギャ問題
日下部尚徳(東京外国語大学)
〈インタビュー〉
愛する家族をレイシストに奪われた女性の「選択」の物語──『女は二度決断する』ファティ・アキン監督に聞く
中村一成(ジャーナリスト)
〈在日コリアンの人権をめぐって〉
○経済制裁と在日朝鮮人
李春煕(弁護士)
○朝鮮学校差別の見取図──その遠景と近景
田中 宏(一橋大学名誉教授)
〈提起〉
朝鮮半島の非核化と文在寅政権の戦略
文正仁(延世大学名誉特任教授)
〈エッセイ〉
闇を言葉にする─南京への旅から
北原みのり(作家)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇世界の潮
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇中国にとって「国家主席」とは何か─任期撤廃の意味
羽根次郎
◇歴史的課題に直面する第四期メルケル政権
中西啓介
◇黒田日銀総裁続投で日本経済のひずみはどうなるのか
小此木 潔
◇種子法廃止─無謀な規制緩和の行く末
印鑰智哉
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●連載
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
●【新連載】映像世界の冒険者たち(第1回)
『資本論』を映画にする――アレクサンドル・クルーゲ
四方田犬彦(比較文学・映画研究家)
●パチンコ哀歌(エレジー)【第3回】
30兆円産業への助走
古川美穂(フリーライター)
●新語解題【第3回】
俺俺詐欺――手口はさまざま,被害根絶をめざして
白石裕美子(弁護士)
●アパレル興亡【第9回】
黒木 亮(作家)
●日没【第8回】
桐野夏生(作家)
●海の底から【第15回】
金石範(作家)
●トランプのアメリカに住む【第4回】
性と銃の多角形
吉見俊哉(東京大学)
●読者投句・岩波俳句
選・文=池田澄子(俳人)
●沖縄(シマ)という窓
──「子宝の島」を問い直す
山城紀子(フリーライター)
●神を捨て,神になった男 確定死刑囚・袴田巖【第15回】
――「死刑は廃止しているんですね.神の国,儀式においては」
青柳雄介(ジャーナリスト)
●それぞれの出ウチナー記 海を越えるアイデンティティー【第8話】
――本土復帰に注がれた眼差し
三山 喬(ジャーナリスト)
●中国新建築文化論【第12回】
首都の十大建築─大躍進時代の祝祭と建築
市川紘司(東京藝術大学助手)
●メディア批評【第125回】
神保太郎(ジャーナリスト)
●脳力のレッスン【193】
大中華圏とモンゴル,その世界史へのインパクト――一七世紀オランダからの視界(その48)
寺島実郎
●世界論壇月評
朱建栄・竹田いさみ・吉田文彦・石郷岡建
●ドキュメント激動の南北朝鮮(249)――(18・2~18・3)
編集部
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○グラビア
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○公募作品【165】
マリの森の神隠し
桑島 生(写真家)
○A SHOT OF THE WORLD
○表紙の言葉
鈴木邦弘(写真家)
○表紙写真= 鈴木邦弘 デザイン= 赤崎正一+ 佐野裕哉
○グラビアについて(公募規定)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◇編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「安倍首相は自分が首相であり続けるために,いったい何本のトカ
ゲの尻尾を切ったら気が済むのか」(本号,神保氏).森友学園を巡
る国有地タダ同然売却問題と公文書改ざん問題が政権を直撃している.
「刑事訴追の恐れがあるので答弁は控えたい」―思えばちょうど一
年前の昨年三月下旬,今回の佐川前国税庁長官と同じ表現を多用した
「籠池劇場」が国会で繰り広げられていた.
安倍首相発言「私や妻が関係していたということになれば,まさに
これはもう私は,それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる
ということははっきりと申し上げておきたい」が飛び出したのはその
少し前の二月一七日.これが公文書改ざんに直接?がったのは間違い
ない.
それからの一年余は,意味不明の「国難突破解散」・総選挙(希望
の党の出現と民進党の分裂で野党が混迷したその選挙の内実は,本号・
井戸まさえ氏の「候補者の誕生」に活写されている)をはさんで,安
倍首相が森友・加計問題の追及から逃れたいがための国会軽視,国会
崩壊とも言うべき日々が続いた.財務省職員の自殺という痛ましい事
態をも引き起こした森友問題で,佐川氏喚問の茶番を目の当たりにし
て,ダーティな政権をこれ以上延命させてはならない,という大きな
うねりが出来つつある.初めて安倍首相をコーナーに追い詰める機会
が到来したのか.この期に及んで年内の改憲発議をあきらめていない
ようだが,「憲法崩壊」はなんとしても食い止めねばならない.
「外交の安倍」も崩壊状態だ.平昌オリンピックを機に,南北・米
朝とも大きく動いている.本誌校了作業中には北京でにっこり握手を
交わす中朝首脳の映像が―.まさに「わが国を取り巻く安全保障環境
の激変」だが,日本だけが蚊帳の外である.「日朝首脳会談,六月に
も」と報道されており,実現したら画期的だが,安倍首相に国際情勢
をキャッチアップする外交感覚があるだろうか.
日本が独自で進める北朝鮮への経済制裁措置は,現実には国内に在
住する市民である在日朝鮮人の権利を著しく侵害し,もはやそのこと
自体が自己目的化している,と指摘するのは弁護士の李春煕氏だ(本
号,なお田中宏論文も参照されたい).ヘイトの風もやまない中,「の
りこえねっと」共同代表の辛淑玉氏はドイツに「亡命」,デュッセル
ドルフを拠点に活動中だ.
その辛氏による「WEB世界」(三月開設,https://websekai.iwanami.co.jp/ )
オリジナル連載「デルクイ」への共感が広がっている.連載第二回に
は,ハンガリーの名指揮者で右派政権に抗議して故国を離れたアダム・
フィッシャー氏が,デュッセルドルフ交響楽団の指揮者に就任したエ
ピソードが紹介されている.年に一度「人権コンサート」を開くこと
を氏は就任の条件としたという.この話に,『ベルリン・フィルと子
どもたち』のことを思い出した.ベルリンに住む二五の国籍からなる
二五〇人の若者が,ラトル指揮ベルリン・フィルの演奏に合わせて
「春の祭典」のダンスを踊るというプロジェクトを追ったドキュメン
タリー映画だ.辛氏も言う,「人間は皆,移住者なのだ」.
****
別冊『再エネ革命―日本は変われるか?』を三月二四日に刊行しま
した.再エネの推進は,産業構造を変え,本当の持続可能性に向け私
たちの社会,生活のあり方を変えるインパクトがあります.また地域
再生の鍵を握るものでもあります.詳しくは二二五頁をご覧ください.
清宮美稚子(本誌編集長)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~~『世界』から生まれた本~~
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◎ひとはなぜ戦争をするのか 脳力のレッスンV
寺島 実郎
定価(本体1700円+税)
http://iwnm.jp/024533
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■『世界』2018年5月号(第908号)好評発売中
2018年4月7日発行
定価(本体850円+税)
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▼本号の目次
特集/世界の潮/注目記事/連載/グラビア/編集後記/
『世界』から生まれた本/イベント情報
┏━━━┓
┃ 特集 ┃“KAROSHI”を過去の言葉に
┗━━━╋…────────────────────────────────
〈まっとうな議論を〉
裁量労働制を問い直せ
上西充子(法政大学)
〈論点整理〉
どうなる「働き方改革」
澤路毅彦(朝日新聞)
〈超長時間労働の果てに〉
未和─過労に奪われた31歳NHK記者の未来
尾崎孝史(写真家)
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┃緊急特集┃森友問題─“安倍事案”の泥沼
┗━━━━╋…────────────────────────────────
〈片山善博の「日本を診る」/連載102:特別篇〉
財務省の決裁文書改ざんから見えてくる民主主義の危機
片山善博(早稲田大学)
〈対談〉
森友学園問題の本質と深層
青木 理(ジャーナリスト)×寺脇 研(教育評論家)
〈党派的官僚制〉
公務員制度の公平・中立性の危機
金井利之(東京大学)
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◆注目記事
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〈好況と停滞の滞在〉
安倍経済政策を全面否定する──円安をひきおこしたものは何か
伊東光晴(京都大学名誉教授)
〈候補者だけに見える風景〉
候補者の誕生(上)──「候補者」を決める力学
井戸まさえ(元衆議院議員)
〈キング以後の公民権運動〉
○刑罰国家とブラック・ライヴズ・マター運動
藤永康政(日本女子大学)
○「マイノリティ優遇」論の時代─米国における反多文化主義の政治が示唆するもの
南川文里(立命館大学)
○トランプの時代の新しい女性運動──その限界と可能性
兼子 歩(明治大学)
〈アジアの難民問題〉
バングラデシュから見たロヒンギャ問題
日下部尚徳(東京外国語大学)
〈インタビュー〉
愛する家族をレイシストに奪われた女性の「選択」の物語──『女は二度決断する』ファティ・アキン監督に聞く
中村一成(ジャーナリスト)
〈在日コリアンの人権をめぐって〉
○経済制裁と在日朝鮮人
李春煕(弁護士)
○朝鮮学校差別の見取図──その遠景と近景
田中 宏(一橋大学名誉教授)
〈提起〉
朝鮮半島の非核化と文在寅政権の戦略
文正仁(延世大学名誉特任教授)
〈エッセイ〉
闇を言葉にする─南京への旅から
北原みのり(作家)
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◇世界の潮
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◇中国にとって「国家主席」とは何か─任期撤廃の意味
羽根次郎
◇歴史的課題に直面する第四期メルケル政権
中西啓介
◇黒田日銀総裁続投で日本経済のひずみはどうなるのか
小此木 潔
◇種子法廃止─無謀な規制緩和の行く末
印鑰智哉
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●連載
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●【新連載】映像世界の冒険者たち(第1回)
『資本論』を映画にする――アレクサンドル・クルーゲ
四方田犬彦(比較文学・映画研究家)
●パチンコ哀歌(エレジー)【第3回】
30兆円産業への助走
古川美穂(フリーライター)
●新語解題【第3回】
俺俺詐欺――手口はさまざま,被害根絶をめざして
白石裕美子(弁護士)
●アパレル興亡【第9回】
黒木 亮(作家)
●日没【第8回】
桐野夏生(作家)
●海の底から【第15回】
金石範(作家)
●トランプのアメリカに住む【第4回】
性と銃の多角形
吉見俊哉(東京大学)
●読者投句・岩波俳句
選・文=池田澄子(俳人)
●沖縄(シマ)という窓
──「子宝の島」を問い直す
山城紀子(フリーライター)
●神を捨て,神になった男 確定死刑囚・袴田巖【第15回】
――「死刑は廃止しているんですね.神の国,儀式においては」
青柳雄介(ジャーナリスト)
●それぞれの出ウチナー記 海を越えるアイデンティティー【第8話】
――本土復帰に注がれた眼差し
三山 喬(ジャーナリスト)
●中国新建築文化論【第12回】
首都の十大建築─大躍進時代の祝祭と建築
市川紘司(東京藝術大学助手)
●メディア批評【第125回】
神保太郎(ジャーナリスト)
●脳力のレッスン【193】
大中華圏とモンゴル,その世界史へのインパクト――一七世紀オランダからの視界(その48)
寺島実郎
●世界論壇月評
朱建栄・竹田いさみ・吉田文彦・石郷岡建
●ドキュメント激動の南北朝鮮(249)――(18・2~18・3)
編集部
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○グラビア
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○公募作品【165】
マリの森の神隠し
桑島 生(写真家)
○A SHOT OF THE WORLD
○表紙の言葉
鈴木邦弘(写真家)
○表紙写真= 鈴木邦弘 デザイン= 赤崎正一+ 佐野裕哉
○グラビアについて(公募規定)
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◇編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「安倍首相は自分が首相であり続けるために,いったい何本のトカ
ゲの尻尾を切ったら気が済むのか」(本号,神保氏).森友学園を巡
る国有地タダ同然売却問題と公文書改ざん問題が政権を直撃している.
「刑事訴追の恐れがあるので答弁は控えたい」―思えばちょうど一
年前の昨年三月下旬,今回の佐川前国税庁長官と同じ表現を多用した
「籠池劇場」が国会で繰り広げられていた.
安倍首相発言「私や妻が関係していたということになれば,まさに
これはもう私は,それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめる
ということははっきりと申し上げておきたい」が飛び出したのはその
少し前の二月一七日.これが公文書改ざんに直接?がったのは間違い
ない.
それからの一年余は,意味不明の「国難突破解散」・総選挙(希望
の党の出現と民進党の分裂で野党が混迷したその選挙の内実は,本号・
井戸まさえ氏の「候補者の誕生」に活写されている)をはさんで,安
倍首相が森友・加計問題の追及から逃れたいがための国会軽視,国会
崩壊とも言うべき日々が続いた.財務省職員の自殺という痛ましい事
態をも引き起こした森友問題で,佐川氏喚問の茶番を目の当たりにし
て,ダーティな政権をこれ以上延命させてはならない,という大きな
うねりが出来つつある.初めて安倍首相をコーナーに追い詰める機会
が到来したのか.この期に及んで年内の改憲発議をあきらめていない
ようだが,「憲法崩壊」はなんとしても食い止めねばならない.
「外交の安倍」も崩壊状態だ.平昌オリンピックを機に,南北・米
朝とも大きく動いている.本誌校了作業中には北京でにっこり握手を
交わす中朝首脳の映像が―.まさに「わが国を取り巻く安全保障環境
の激変」だが,日本だけが蚊帳の外である.「日朝首脳会談,六月に
も」と報道されており,実現したら画期的だが,安倍首相に国際情勢
をキャッチアップする外交感覚があるだろうか.
日本が独自で進める北朝鮮への経済制裁措置は,現実には国内に在
住する市民である在日朝鮮人の権利を著しく侵害し,もはやそのこと
自体が自己目的化している,と指摘するのは弁護士の李春煕氏だ(本
号,なお田中宏論文も参照されたい).ヘイトの風もやまない中,「の
りこえねっと」共同代表の辛淑玉氏はドイツに「亡命」,デュッセル
ドルフを拠点に活動中だ.
その辛氏による「WEB世界」(三月開設,https://websekai.iwanami.co.jp/ )
オリジナル連載「デルクイ」への共感が広がっている.連載第二回に
は,ハンガリーの名指揮者で右派政権に抗議して故国を離れたアダム・
フィッシャー氏が,デュッセルドルフ交響楽団の指揮者に就任したエ
ピソードが紹介されている.年に一度「人権コンサート」を開くこと
を氏は就任の条件としたという.この話に,『ベルリン・フィルと子
どもたち』のことを思い出した.ベルリンに住む二五の国籍からなる
二五〇人の若者が,ラトル指揮ベルリン・フィルの演奏に合わせて
「春の祭典」のダンスを踊るというプロジェクトを追ったドキュメン
タリー映画だ.辛氏も言う,「人間は皆,移住者なのだ」.
****
別冊『再エネ革命―日本は変われるか?』を三月二四日に刊行しま
した.再エネの推進は,産業構造を変え,本当の持続可能性に向け私
たちの社会,生活のあり方を変えるインパクトがあります.また地域
再生の鍵を握るものでもあります.詳しくは二二五頁をご覧ください.
清宮美稚子(本誌編集長)
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寺島 実郎
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WEB: http://iwnm.jp/sekai
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